教材の選び方
絵本や写真、絵などいわゆる視覚教材を英語教育の媒体として選ぶとき、次のような点に配慮しましょう。
まずは英語にカタカナの振り仮名がないものです。カタカナではどうしても正確な発音が表わせません。はじめにカナ発音が入ってしまうとそれが定着して、以後それから抜けるのに時間がかかってしまいます。子どもは、白紙に絵を描くような吸収力をもっているので、最初から正しい発音をしっかりと身に付けさせることが肝心です。
そして内容が子どもの興味や関心に即したものがいいです。子どもの興味や関心は、一人ひとり違うので、その子に合ったものを探して真に興味深く学習できるものを選びましょう。いくら教育的な配慮が行き届いていても、子どもの興味が湧いてこないような視覚教材では長続きしません。学習の初期においては、なるべく絵の多いもの、文字の少ないものがいいでしょう。
質の良い視覚教材を見るだけで、子どもは想像力を膨らませて、英語の世界へ入っていくことができます。さらに絵の内容を知りたいという願望から英語を知りたいという意欲もわくのです。個人の好みもありますが、こころの安らぎを得るためには、刺激的な色彩の絵や写真より、落ち着いた色合いのものが好ましいでしょう。
抽象的な絵や特定の心理的な狙いをもった絵は、あまりおすすめできません。子どもの心理状態を調べたり、何らかの独創性を育てるには好ましいかもしれませんが、語学学習のように未知の言葉を通して具体的な世界を把握するためにはふさわしくないのです。低学年の子どもには動物、花、虫などが載っているものがいいでしょう。単語がある程度理解できるようになったら、少しずつ物語性をもったものに移行していきましょう。