子どもと英語教育について
早く始めれば有効か
英語学習について、早く始めればそれだけ効果があるのでしょうか。この点については、まだ確実な定説というものはありません。専門家の中でも、早ければ早いほどいいという人もいれば、母国語がしっかりと話せないような時期にはじめても無駄だという人もいます。
実際に早くから始めても十分な成果が見られないケースもあれば、遅く始めてもしっかりとマスターできるケースもあるのです。もちろんその逆だって考えられます。能力や環境など、個人差が大きいと思われます。
英語がペラペラで、日常会話には困らない程度のレベルのバイリンガルになるためには、2000時間の学習が必要だと言われています。生まれてから1週間に1時間ずつその言語を学習していたら、40年かかってしまう計算になります。
この2000時間の壁を突破するためには、早くから始めたほうが有利になることは確かです。18歳までに2000時間の学習時間を確保するには容易なことではありません。とくに高校や大学の受験を考える場合、中学や高校では英会話の学習まで手が回らないことが多いでしょう。さらに思春期になると照れが出てきて、声を出して英語の発音を真似るのが照れくさくなってきます。
言語の勉強なのに、話す機会が少なければ効果は半減してしまいます。3歳から7、8歳頃にネイティブの英語に触れると、発音やリズムなどがダイレクトに耳に入ってきて、大人ではなかなか身につかないとされているのです。幼少期にしっかりとした学習環境を整えてあげることは、確かに意味のあることでしょう。